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イースシリーズの魅力を徹底解説!35年以上愛され続けるアクションRPGの真髄

この記事ではタイトルにもあるとおり、イースシリーズの楽しさをただただ伝えていこうと思っています!ただの推し活です!

みなさんはイースシリーズをプレイしたことがありますでしょうか?おそらくタイトルは知っていても意外とプレイしたことはないという方が多いんじゃないかと思います。実は僕自身、2023年に発売されたイース10をプレイするまではシリーズに触れたことがありませんでした。

そんな中でイース10を遊んで「え?!イースってこんな面白いの!?」とその魅力に遅まきながら気づきまして…過去作もいくつかプレイしました。するとやっぱりどれも面白い!

そんなわけでここはぜひこの素晴らしい作品の魅力を伝えたい!と思ったわけです。

この記事で一人でも多くの方にイースを知ってもらえる機会ができたら嬉しいです!

(この記事はYoutubeに投稿した動画をブログ用に再編集したものです。)

目次

イースシリーズの概要

イースは1987年に最初の作品が発売されてから35年以上も続く長編シリーズで、現在「10」まで発売されています。

イースの大きな特徴として、シリーズを通して同じ世界観、同じ主人公という点が挙げられます。プレイヤーはアドル・クリスティンという1人の冒険家が残した冒険日誌を追っているという形式が取られていて、アドルがそれぞれ冒険をした国や大陸などが各ナンバリング作品の舞台になっています。

とはいえ過去作をプレイしていないと話が分からないということは全くなく、一部キャラクターやセリフなどで過去作との繋がりが匂わされるくらいです。どの作品から入っても問題なく楽しめます!なんなら時系列もナンバリング順通りではなくバラバラです。

そんなRPGの中でも最長老クラスに長寿なイースシリーズですが、どちらかというと広くたくさんの人にというよりはコアなファンに愛され、支えられてきた作品というイメージがあります。なんでこんなに一般プレイヤーにまでは浸透していないんでしょうか。

あくまで僕の予想ですが、おそらく特に初期から中期に発売されてきたのがマイナーハードだったのが影響しているんじゃないかと思います。

初期から中期ごろはパソコン向けやPCエンジンなど、ファミコンやスーパーファミコンがメインストリームだった時代にコアゲーマー向きのマイナーハードで展開されてきていて、他ハード展開なんかもwikiなどで調べてみても、経緯が本当にごちゃごちゃすぎてわけわからないレベルです…

当時の一般ユーザーからしたら、なんだかよく分からないゲームとして敬遠しても仕方がないかなと。

またイースを作っている日本ファルコム自体が、あまりマーケティングやプロモーションにはそんなに力を入れていない印象もあります。後でまた書きますが、少数精鋭で作っている会社なので、そこに予算を充てなくとも作品の完成度でガッチリ掴んだ固定ファンによって利益が立つのかもしれません。

とはいえ自分もRPGを愛する身として、これだけの完成度・面白さが詰まった作品はもっと評価されるべきだ!応援したい!と思いましたのでこうして記事にさせていただきました。

イースのここがすごい!3選

ここからはイースのここがすごい!ということで、僕がプレイした作品の範囲にはなってしまいますが、イースのこんなところが特に素晴らしい、すごいぞというところをお伝えしていきます!

結論から言うと

  • とにかく丁寧なゲーム作り
  • 「冒険している感」
  • 爽快なアクション

の3点です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

とにかく丁寧なゲーム作り

最初に、イースは、というか日本ファルコムさんがとにかく丁寧なゲーム作りをされているという点は一番お伝えしたいところです。

職人をイメージさせるゲーム作りと言いますか…はっきり言ってしまえば派手さも目新しさも別にないです。グラフィックも至って普通レベルですし、このゲームにしかない特徴的なシステムみたいなものもないです。

それでも、中身の作りがものすごく丁寧でとにかく質が高い

昔ながらのいいものを造り続ける大工さんとか包丁職人さんみたいなイメージが自分の中にはあります。

この丁寧さが分かりやすい一つの具体例として、イースでは全ての必殺技の熟練度がちょうどラストダンジョンで最大になるように意図してバランスを調整しているように思われます。8、9、10と3作品通して全く同じ経験をしたので偶然ではないはずです。

これの何がすごいのかっていうと、ここまで緻密なバランス調整ってチームが完全に一体になって動けていないと絶対に実現できないんですよね。

今回の例の場合、特にこの熟練度の数値みたいなものを決めているレベルデザイン担当のプランナーや、敵の配置や強さなどを決めているプランナー、そしてそれをテストプレイしているおそらくデバッグチームなどが、お互いに緻密に調整していかないとこうはなりません。

もちろんプレイヤーの進め方は人それぞれ千差万別ですが、移動経路や戦闘回数などを想定しながら制作、膨大なテストプレイを重ねて、そのフィードバックをまた制作側に戻して…という作業をめちゃくちゃ丁寧にされているんだろうなというのがこの一つの例を取っても感じられます。

しかもこれを少数のスタッフで実現しているのがまたすごいところ。日本ファルコムさんの社員数をネットで調べてみたんですが、日経の記事によるとわずか65人しかいないらしいです。スクエニさんの1/50以下の人数。

これだけの人数で、これだけの丁寧・緻密な制作をされているというのはお金・人材をかけるところを取捨選択して、ゲームを面白くするために必要なところに絞って集中しているんだろうなと思います。

「冒険している感」

続いてすごいところ2つめ。

冒険している感についてなんですが、特に2つ、これに寄与している上手い作りがあると感じています。

  • 地図を埋めていく楽しみ
  • あえて不便さを感じさせる作り方

地図に関しては、自分が歩いた周辺の範囲が地図上に記録されていくようになっています。例えばイース8なら、無人島にたどりついて脱出手段を探るためにも情報が必要なのでこの島の地図を作ろう、という感じになるわけです。

これだけならまあ他の作品にもよくあるシステムではあるんですが、これに絡めたイースの冒険のワクワク感を高めている上手い見せ方があります。道中に目に見えるんだけど取れない宝箱があったり、障害物に塞がれていて進めない道があったりするんですね。

で、これが地図上にもちゃんとここから先はまだ行けてない、というのが分かる感じで記録されると。それが気になりつつも冒険を先に進めていくと、いずれその障害物を超えるためのグッズが手に入ったりして「これであの行けなかった場所に行けるぞ!」となる。

この新たな道が広がる感覚はゼルダに通ずるものがあるかなと思うんですが、この作りと地図があることでより自分で冒険している感が生まれるんですよね。

そしてもう一つの「不便さ」に関して、たぶん初めて、特に最近のイースを遊んだ方は、「なんかやけに面倒だな?」って感じると思うんです。ちょっと遠いところまでイベントで行かされたのにまた歩いて帰らなきゃいけなかったり。ファストトラベルないのかよ!って感じる。

ここで一度不便さを感じさせるのは、おそらく制作側としては狙い通りなんです。

そんな制作の手のひらの上でこの不便さを感じながらも冒険が少し進めていくと、ある程度行動範囲が広がってきて「そろそろガチで面倒くさいな…」と感じてくる。そんな絶妙なタイミングで、ファストトラベルが解禁されたりします。

なんかこれ、便利機能を最初から用意されてるよりありがたみが違うんですよね。そうそう!それが必要だったの!ってなる感じ。分かってるね〜みたいな。

このシステムが解禁されることでここから更に広がっていく世界により前向きに向き合えるようになって、「よーし次はどこに行ってみようかな!」と自分で、冒険をしている感が強まるんじゃないかと思いますね。

爽快なアクション

そしてすごいところ3選の最後!3つめは爽快なアクションです。

(長い歴史の中でイースシリーズのアクション性は変わっていますが、ここでは最近のアクションについてお話します)

  • ボタンを押せばサクッと攻撃が出る、操作しやすくライトで軽快なアクション。
  • 難しすぎず簡単すぎない絶妙なバランス調整。
  • そのゲーム性にマッチする、ポップでカッコいい、かわいいキャラクターや派手な必殺技。

これの何がいいって、今の時代だからこそのいいポジションを取っていると思うんです。

現在はフロム・ソフトウェアに代表される高難易度アクションが大人気ですよね。もちろんこれらも素晴らしいゲームですし、多くのファンを獲得して現在のARPGの主流になっています。

ただ一方で、その高難易度についていけないプレイヤーも一定数いるのも事実。まさにその層を救ってくれるのがイースなんじゃないかと思うんです。

時代の流れと全く逆の作風といいますか、アクションRPGは好きだけど高難易度は苦手という人にまさにドンピシャなんじゃないかと。

簡単にカッコよく動くイースのアクション性は今の時代だからこそ逆にこういう作品ももっと評価されていいんじゃないかと思います。

今からプレイするなら?

最後に、今からプレイするならどの作品がいいのか?ということについてもお話していきます。

ぜひ遊んでもらいたいオススメの作品はイース8、9、10ですね。これらは全部イースが3Dになってからの作品で、特にイース8は名作として評判です。

特にイース8と9はPS Plusでも配信されているんで、月額1300円のエクストラプランのサブスクで手軽に遊べます。

Screenshot

ちなみに10は2025年に完全版が出るみたいなんで、それまでサブスクで8や9を遊んでみて気に入ったら10もという流れでいかがでしょうか。

そして、自分がほとんどプレイできていないのでなんとも言えないんですが、現在の環境でプレイしやすい作品たちがイース3、4、6、7、オリジンです。

3は一応オリジナル版もSwitchで遊べるんですがさすがに古すぎてしんどいと思うので、PS4でリメイクされた「フェルガナの誓い」というものがあります。STEAMでも配信されてます。

(日本語化は一応できるらしいんですが公式サポートはされてないっぽいです。)

4はなんか色々オリジナル版があってわけわかんないんですが、今遊ぶならこれもPS4でリメイクされた「セルセタの樹海:改」というものがあります。この作品もPS Plusでサブスクでプレイできますし、STEAMでも配信中です。

6と7はPSでは配信されていなくて、今遊ぶならSTEAMが現実的かなというところ。

そして唯一アドルが主人公ではない、それ以前の時代を描いた番外編のオリジンという作品もありまして、これはPS、Switch、STEAM、そしてこの作品だけなぜかXboxでも配信されています。

そして現在プレイするのが難しい作品としては1、2、5があります。

1と2は何度かリメイクされてはいるんですがいずれも古いハードなので今遊ぶのは難しいんですよね。

一応Switchでオリジナル版を遊べるんですが、さすがに30年以上前の作品なので今遊ぶのはちょっとしんどい気がします。

DMM、DLstoreで1と2のリメイク版はプレイ可能との情報をいただきました!

そして5は古いハードでオリジナル、リメイクがあるのみで現在はどのプラットフォームでも配信などもされていません。

ただ、この1,2,5に関しても、何年後かは分かりませんがそのうちリメイクされる気はするのでそれを待つのがいいかもしれませんね。

ただ現在はイースともう一つの日本ファルコムの看板作品である軌跡シリーズの初代作、空の軌跡のリメイクが進んでいて、おそらくそちらにリソースを割いているところだと思うのでイースに手が回るのは相当先になりそうです。ちなみに空の軌跡リメイクに備えて、現在僕は軌跡シリーズをプレイ中だったりします。

終わり

以上、イースの楽しさを伝えたいだけの記事でしたが、いかがでしたでしょうか?

今回解説した、こういうところが面白いよ〜!というポイントにピンときた方だったり、アクションRPGは好きなんだけど高難易度の作品はちょっと苦手という方はぜひぜひ遊んでみてください。PS4か5を持っていれば月額1000円ちょっと払うだけで8と9が遊べますのでぜひぜひ。

特に8は本当の本当の本当にオススメです。

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この記事を書いた人

「このゲーム面白い!もっと多くの人に遊んでもらいたい!」
そう感じた推しRPGを紹介・解説しています。

人生最初の記憶でドラクエ3を遊んでいたほど生粋のRPG好き。
ゲーム制作会社で勤務しプランナー、プロジェクトマネージャー、ディレクターを務める。
現在はフリーランスとして活動中のアイドルオタク。

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